施主様の意向で引越し前に水槽内でお子様が飼育していた亀をぜひ池の中で飼いたいとの事。
まず亀の育成条件として水槽時代よりも水深部分を多くとり、遊び場(日向ぼっこ、甲羅干しの出来るスペース)も確保。
又、亀、施主様双方に大切な池内の掃除、水の張替え等をなるべく簡素化できるように排水設備を施工いたしました。
池そのものはただでさえ目立つので、ウォーターメロン等の水生植物、サツキツツジ等の低木類、枕木等でやわらかい雰囲気を醸し出しました。
又、枕木は美観上の事だけではなく、鳥や猫の小動物から大切な亀を守る防護ネットを釘やピン止め(施主様でも簡単に)出来るような実務的な意図も含まれています。
その他の御要望で子供が遊べる芝生、草花や菜園作りの為のスペースを各場所に配置。
メインツリーはヤマボウシ株立ち(H=約4.0m落葉樹)を植栽。これは既存ウッドデッキでの布団干し等、冬場の日差しを最大限にテラスや室内に取り込めるよう考慮しました。
生垣は新緑が美しい紅カナメモチ、秋に小さな黄色の花をつけるキンモクセイ、1年を通して緑がさわやかなレイランディーを植栽。四季折々の風景を楽しめる庭といたしました。